16gの小鳥

大体いつも疲れています

やさしい世界

珍しく連続更新。
https://anond.hatelabo.jp/20180627003355
これを見て自分もブコメしつつ、昨日あった嬉しかったことを書き残しておきたくて。

 

現在わたしは1時間半かけて通勤しているんだけど、妊娠5ヶ月の身にはなかなか辛いわけです。

家から駅まで徒歩20分(どうしてもだるい時はバス)急行に乗り換えれば少し時間短縮できるけど、あまりもギューギューだから怖くて乗れず、時間をかけて各駅でターミナル駅までそこから更に乗り換えて会社の最寄り駅までといった経路。

最近暑くなってきたし、元から自律神経失調症の気があったのもあり、荷物を抱えて1時間半立ちっぱなしなのは結構きつい。

 

昨日もとぼとぼ歩いて駅に着き、そこそこ混んでる各駅に乗り込んだ。ちょっと遅延していたこともあるのか普段より混んでいて、終点まで座れず数十分。だんだん首が痛くなってきてじっとり嫌な汗が出てくる。「あ、これこのままだとブラックアウトしちゃうな」っていうのがすぐ分かった。こうなったことは何度もあるから、とりあえず頭への血流を確保するために肩にかけてたリュックを下ろして。聴いていた音楽も一旦止めて、とにかく無事に駅まで着くことに集中した。

 

なんとか乗り換え駅に着いたものの、そこから別の線に乗り換えて更に数十分。こちらの電車もやっぱり混んでいて、座ることは無理だった。マタニティマークは付けてるけど、それだけで怒鳴られることもあるという昨今。「妊婦様」とか思われたくないし、諦めて我慢するしかないな、、と思ってドア前に立った。

 

途中駅で人に流されて、優先席の前の柱を掴んだ。3人がけの席を見ると、そこにはわたしよりおなかが大きい妊婦さん2人と高齢女性。不思議なもので、見知らぬ人でも妊婦さんなのが分かると一方的に仲間意識が生まれるというかw 先輩!お互い頑張りましょう!みたいな気持ちになる。そんなわけで、座れないけどまあいっかーと思ってその場に立っていた。まああと10分ぐらいで目的地に着くし、失神寸前!という状況も落ち着いてきたし。多分顔色は悪かったと思うけど、なんとか耐えられるレベルだった。

 

と、目の前に座っていた妊婦さん(多分8ヶ月ぐらい)がスッと立ち上がって、「座ってください」と声をかけてくれたのです!!!!!!!

 

びっくりして、「ええ!大丈夫ですよ!」と一度は断ったのだけど、「わたしすぐ降りるんで」と言って彼女は席から離れた。もうね、心の中で拍手喝采。感涙。全米が泣いた。正直めちゃくちゃ助かった。「ありがとうございます!」とお礼を言って座らせてもらって、持ってた麦茶を一口飲んで生き返った気がした。

 

どうか彼女は元気な子を無事に生んで欲しい。もちろん隣にいたもう一人の妊婦さんも。全力でお祈りいたします!!!!!

 

東京の朝は戦場だなとうんざりしていたけど、こういうこともあるんだなーと思った出来事でした。次にわたしも同じ状況になったら迷わず譲ってあげたい(もちろん自分の体調がいい時になりますが

 

ちなみに、職場に「母性健康管理指導事項連絡カード」を提出すればラッシュの時間を避けるなどの対応をしてくれることは知ってるものの、経過順調だし時短にしてお給料が減るのもつらい。ということで、今のところ産休までフルタイムで働き続ける気でいます。これから更におなかが大きくなると思うと不安はあるけど…。