16gの小鳥

大体いつも疲れています

わたしの彼はサイコパス

PC遠隔操作ウイルス事件で犯行を認めた片山被告が、
サイコパスは自分」だと語ったというニュース。

「悪魔」「サイコパス」「母への偏愛」 弁護団をも翻弄したPC遠隔操作片山被告の“心の闇”とは (1/4) - ITmedia ニュース

 

これを見て、わたしの元彼がサイコパスだったなと思い出した。

18の夏から約4年間付き合った人。
当時は「サイコパス」なんていう言葉は知らなかったけど、なんて歪んでいる人なんだろう…とはよく思っていた。
どう育てればこんな風に歪むんだ!?親の顔が見てみたいわ!とも。
wikiに載ってるサイコパスチェックリストは、ほぼ全てに該当する人だった。

精神病質 - Wikipedia

 

虚言癖が酷い。

日常の小さな嘘から、経歴詐称まで多岐に渡る。
「高校の頃はバスケでインターハイに出場、日本代表に選ばれたこともある」
「東大・京大・慶応は記念受験して受かったけど蹴った」
「今までに告白してきた人数は100人以上、1日に4人から告白されたこともある」
「バイトして車を買って持っていたけど、今は免停で乗れない」(←18歳のとき)
「バンドをやっていて、メジャーデビュー直前までいった」
どうしてこんなにバレバレな嘘をつくんだろう…と、正直気味が悪かった。
でも本人は嘘だと思っていないようだった。
インターハイの件に関しては、彼が高校生の頃の出場校を調べ上げて
「出ていないよね?」と問いただしたら泣いてしまった。
「一度言ってしまったら引き下がれなくなった。ごめん。もう嘘はない」と謝ってくれたけど、それも口だけだったな…。

 

人の気持ちを理解しない。

「どうせ他人なんだから分かり合えるはずがない」と堂々と開き直り、話し合いは一切出来なかった。
恋人であるわたしのことも、平気で置き去りにしたりする。
(「荷物が多い」と怒られて、当時全く土地鑑の無かった有楽町で置き去りにされた時は泣いたなあ)

 

何でも周りの環境のせいにする。

専門を卒業してから最初に就職した会社は、半年ほどで辞めてしまった。
理由は「周りのレベルが低くて泥船に乗っているみたいだから」
その後は多分、仕事をしていなかった。
本人は何か大きな仕事をしていると主張していたけど、しょっちゅうお金を貸してくれと頼まれたから。
(その理由が「家賃が」「親の医療費が」とか、また嘘だらけ…)

 


書いてて嫌になってきたから、列挙するのはここまでにしておく。

それでも4年間も付き合っていた。
今思うと完全な共依存で、わたしもきっとおかしかったのだ。
こんな人と付き合えるのはわたししかいない!
わたしが彼を更生させてみせる!と信じていたし、頑張ってた。
けど、彼はあっさり他に女を作り、同棲を始めていたのです…。
今は付き合っている人はいないらしいという風の噂を聞いたけど、お世話してくれる人はいるんだろう。


無責任で奔放で良心も罪悪感も持ち合わせていない彼は、外面だけはとても良かった。
初対面の人にも人見知りをしない。
ファッションと音楽が好きでパッと見はおしゃれなお兄さんだから、女の子にはモテる方。
それが彼を増長させていたんだと思う。
虚言で自分を大きく見せて、親密になると寄生する。
何人もの女を騙しているのを、今でもたまに聞く。
きっと治ることはないんだろうな。本人に自覚が無いんだもの。


わたしが貸したお金はもう戻ってこない。
それは諦めているし、二度と会うこともないと思う。
…けど、どうかこれ以上誰かを傷つけるようなことをしないで欲しいとも、願っている。

 

ちなみに彼がこうなってしまった元々の原因を、わたしは知らない。彼のお母さん曰く、幼少期から何故か嘘をつく子供だったらしい。お父さんがお酒を飲むと暴力を振るうとか、そういう話も聞いたけれど。彼の何を信じたらいいのか今となっては何も分からないから、もう、忘れる。

 

 

あの頃よく聴いていた曲。

 

無限グライダー

無限グライダー